2010/10/05 00:22:19
荻伏牧場 5
1980年代後半になると荻伏牧場は年間の生産者成績で毎年トップ10に入るほど成功し、共同馬主クラブを運営するなどして大いに繁栄した。この頃の活躍馬としてカリブソングがいる。
1990年代になってダイイチルビーの活躍、天皇賞連覇のスーパークリークに15億円のシンジケートが組まれる等、次々と新種牡馬を導入し拡大路線がとられたが、ことごとく失敗に終わる。
この頃にはKBS京都の競馬中継内で荻伏牧場のテレビコマーシャルも放映されていた。
一時期は年間100頭を越えた生産馬も、1990年代半ばから経営規模を縮小した。
運営する一口馬主クラブ「荻伏牧場レーシングクラブ」の「オギ」冠号のクラブ馬が走らず低迷し、出資会員への賞金配当が遅れたり、出資馬の突然の取消しなどトラブルが続き、ついには暴力団との関係を指摘する声まであがり、牧場と関連会社は倒産した。
華麗なる一族は他の牧場へ散っていき、牧場やクラブの経営母体も変わった。1995年の重賞を勝ったオギティファニーは最後の活躍馬となる。
「荻伏牧場レーシングクラブ」は、のちに「荻伏レーシング・クラブ」と改称した。現在は「ブルーマネジメント」と更に変更になっている。
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