サラシナショウマ（更科升麻）　

　キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草。　 (滝野スズランにて撮影)

　背丈は40-150 ｃｍで、葉は互生して長い枝に多数の白い花を付ける。
花期は8-9月頃。花には両性花と雄花がある。
葉には悪臭があり、名前の「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食したことに由来する。

 
ホザキシモツケ(穂咲下野)　 　　

　　　　　　　　絶滅危惧II類(VU)　 バラ科シモツケ属　　　
　　　　　　　　　　　　　　(阿寒・国道240号にて撮影)

　和名の由来：栃木県、昔の下野国(シミツケノクニ)で最初に発見され、
　　　　　　　　　穂状になって咲くから。
　花期：６～８月　　日当たりの良い山地の湿地に生える。
　円錐花序が密集して８～１５センチの長い花穂となる。
　９月頃、茶色い実を付ける。
　５～８ミリの小さな花は淡紅色で、花びらは５枚、雄しべは花びらより長い。
　円錐花序…花茎が枝分かれして円錐形になる。

 
サクラソウ（桜草） 　　　　


　　サクラソウ科サクラソウ属の多年草。　(滝野スズランにて撮影)

日本のサクラソウ類の代表で、日本では北海道南部、本州、九州の高原や原野に分布。
埼玉県と大阪府の県（府）花に指定されている。ニホンサクラソウ（日本桜草）ともいう。

 
ヒルガオ（昼顔） 　　　　

　　　ヒルガオ科の植物。(滝野スズランで撮影)
アサガオ同様朝開花するが昼になっても花がしぼまないことからこの名がある。
つる性の多年草で、地上部は毎年枯れる。
春から蔓が伸び始め、夏にかけて道ばたなどに繁茂する。
夏に薄いピンク色で直径5～6cmの花を咲かせる。
花の形は漏斗形。ヒルガオの花言葉は「絆」。

 
エゾノヨロイグサ　(蝦夷鎧草) 　　

　セリ科　(滝野スズランにて撮影)　

夏の初めの頃、道端や草原、海岸部などで、壮大な花を付ける。
このように大きな形態を持つ植物は他にアマニュウ、エゾニュウ、オオハナウドがある。

アマニュウは葉が丸い感じがするのが特徴で、
オオハナウド、エゾニュウ、エゾノヨロイグサは葉の先が尖っている。
不揃いの花を付けるのはオオハナウド。
大形で壮大な花を付けるのがエゾニュウ。
他の３種に比べて、本種は中央部が盛り上がったような花序を持つのが特徴。　

 
ハコネシモツケ（箱根下野） 　　

　　バラ科　シモツケソウ属(滝野スズランにて撮影)

花期：７～９月　花径４～５㎜。
シモツケソウの中では、最も矮性種（10～15cm）で、花茎まで２０cm位。

 
アポイギキョウ（あぽい桔梗）　 　

　　　　キキョウ科・キキョウ属　(滝野スズランにて撮影)

　　花期-8～10月　　アポイ岳5合目付近に咲く

　　丈-20～30cm丈が低くその割には花が大きく見える。　　

 

ルリタマアザミ （瑠璃玉薊）

　　キク科ヒゴタイ属（エキノプス属)　宿根多年草　(滝野スズランにて撮影) 　　

　　ルリタマアザミはギリシャ語で「ハリネズミのよう」という意味で、
　　花序の蕾がハリネズミのようにトゲトゲとしている。

花序に１ｃｍほどの小さな瑠璃色の丸い花を沢山咲かせ、葉はアザミのようにトゲがある。
ヨーロッパ原産で日本にも同じ仲間にヒゴダイという絶滅危惧種に指定されている種類がある。

 
ガクアジサイ（額紫陽花）　　　

　ユキノシタ科　(西岡水源地にて撮影)

　花期：初夏　　

　ガクアジサイ（額紫陽花）は周辺の花びらだけが開き、
それがちょうど額縁のように見える。

園芸品種には色のより鮮やかなものや，周りの装飾花が八重になったものなどもある。

ヤマアジサイ（山紫陽花）　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ユキノシタ科　(滝野スズランにて撮影)　花期：夏　　ガクアジサイに似ている。薄暗い林の下や沢沿いに生える。花の色は赤，青，白など。葉に光沢がないところが特徴。