2012/10/06 06:46:40
北海道人 7
「北海道人」とは、幕末の探検家松浦武四郎の雅号である。
蝦夷地は松前藩に税を治める商人による場所請負制の交易で成り立っていた。
場所ごとに「会所」と呼ばれる交易所が設けられ、松前藩の役人と商家の支配人、
通辞、帳役、番人が駐在し、
アイヌを傭い、鮭・鱒・鰊などの漁場と熊の皮・ラッコなどの交易を一手に取り仕切っ
ている。
武四郎の「初航蝦夷日誌」は翌年に書かれるが、
箱館から噴火湾に出て、虻田、有珠、室蘭、白老、様似、広尾、釧路、厚岸、根室、
知床までを克明に記録している。
(写真は現在の有珠善光寺前。伊達市・洞爺に近く観光地となっている。
幕府三官寺の一つで武四郎はよく利用したようだ)
PR