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三毛別事件(留萌・苫前町)その5
日本最大の野生動物事件ー三毛別羆事件
留萌・苫前町では、町おこしの一環として90年、「三毛別事件跡地」に、当時の開拓小屋がヒグマに襲われる様子を再現した。今では、道内外の人が訪れる観光スポットとなった。「多くの人に事件の恐ろしさとともに、開拓時代の苦労があって今があるということを知ってもらいたかった」と説明している。
明治以降、全国から北海道に向けて移住が進んだが当時の苦労と悲惨さがこの地においても知ることができます。再現された場所に向う人たちのブログもたくさん公開されています。
三毛別事件(留萌・苫前町)その4
日本最大の野生動物事件 ー三毛別羆事件事件は、吉村昭の小説「羆 嵐(くまあらし)」で詳しく知ることができます。 出版社=新潮社(文庫)初版=1982年11月25日。「入植者たちを襲ったヒグマがハンターに撃ち殺されると、好天だった空が突然、神の怒りをかったかのように猛吹雪となった」との言い伝えがあり、この話をもとに吉村は小説のタイトルを付けたという。
三毛別事件(留萌・苫前町)その3 一方クマ狩りの本部が下流の一軒の家に置かれ、討伐隊員が集まった。ところが11日も12日もクマの姿さえ発見できず、焦りにかられていた。しかし、13日夕刻にはクマは誰もいない開拓部落の9軒もの家に侵入し、破壊の限りを尽くした。同日午後8時頃クマはさらに下流に現れ、発砲したが逃げられてしまった。14日午前、足跡と血痕を発見し追跡したところ、クマを発見した。山本兵吉はクマに向かって発砲し見事に的中、クマをしとめた。3日間にわたった討伐隊員の出勤は官民あわせて延べ600人、アイヌ犬10数頭にも及んだ。
三毛別事件(留萌・苫前町)その2
事件が起こったのは大正4年12月。