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二風谷ダム 9
二風谷ダムは1997年10月、計画発表から24年の歳月を費やし完成。翌1998年(平成10年)4月より運用を開始した。
アイヌ文化の保護育成事業はダム完成後も続けられ、同年10月には沙流川博物館が開館し現在は二風谷アイヌ文化博物館と共にアイヌ文化保護の拠点となっている。
このダム事業では先住民族の認知および文化保護という公共事業では未だかつて無い問題を提起し、蜂の巣城紛争と共にダム補償において特筆される事件となった。
ダム建設が契機となってアイヌ民族の悲願が成就したが、萱野・貝沢を始めとしたアイヌ関係者や二風谷ダム建設関係者の血のにじむような苦労がこの陰には潜んでいる。