2011/04/07 11:51:50
北海道には泊原発だけですが、この他にも注意しなくてはならない原子力発電所があります。
青森県の下北半島にある東通(ひがしどおり)原発と、建設中の大間原発です。
東通原発
東通原発は下北半島の中部東側海岸、むつ市の隣に位置しています。
北海道から距離が近く、原発から200km圏内に札幌・小樽・千歳・苫小牧が入ります。
函館ですと、原発からの距離がわずか70km。
下北半島先端で建設中の大間原発
ここは函館市から約20km。福島第一原発と同様の規模の事故が発生した場合、函館市は全市避難。
青森にある原発は北海道民にとって盲点といえるもので、今後注意深く見守っていかなければならないでしょう。
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2011/04/06 11:28:36
北海道で原発というと、泊原子力発電所です。
泊発電所は、人口190万の札幌市、近隣を含めると北海道半数の人口となる位置にあります。
なぜあの場所に原発を造ってしまったのか。泊原発建設の経緯をまとめてみます。
札幌と泊原子力発電所は、わずか80km。
偏西風の影響を受けやすいといわれる原発の西側に札幌は位置しています。
今回の震災では、アメリカ軍は半径80km以内を避難させるべき、100km以内から退避させるべきと報道した外国のメディアもありました。
米軍基準での避難指示が出された場合、原発から80km離れた札幌は避難の対象となります。そうなった場合は、北海道が大混乱に陥ってしまうことは想像がつきます。札幌から避難してきた人々を収容するような場所も北海道にはありません。季節が真冬であった場合、悲惨なことになるでしょう。