2012/08/06 08:52:24
「北海道命名の地」碑
音威子府市街から更に中川に向かう国道40号線から
天塩川に下りていく未舗装道路がある。
幕末の蝦夷地を探検家した松浦武四郎は、その記録を「天塩日誌」に
記しているが、その中に、北海道と命名した由来が書かれている。
安政4年(1857年)音威子府村筬島(おさしま)地区の鬼刺辺(おにさしべ)川付近
で野営した時、アイヌ民族の古老に「カイナー」と言う言葉の意味を尋ねたところ、
「カイ」は「この国に生まれたもの」で、「ナー」は敬語ということを教えてもらった。
明治2年の「蝦夷地」改称に先立ち、開拓判官であった武四郎は、
日本の「北」にある「カイ」、それに旧領土を指す「道」をつけ『北加伊道』という案を発想し、
これを含めた六道名案を由来とともに提案。
そして、この『北加伊道』を基にし、現在の『北海道』の名称が誕生したと言われている。
PR