2012/11/22 06:51:24
平成8年2月10日午前8時10分頃、余市町と古平町
を結ぶ国道229号線の豊浜トンネル(延長1086m)で、
最大長さ70m、最大幅50m、最大深さ13m、
体積約11000立方メートルの岩盤が崩落した。
この事故で、札幌雪祭りや小樽市へ向かう乗客を乗せた
路線バス1台、乗用車2台がトンネル内で押し潰された。
11日より14日にかけて、4回にわたる発破作業の末ようやく
岩盤を除去することができた。
岩盤除去後に瓦礫は取り除かれたが、乗用車は原形をとど
めておらず、また、バスは3mあった高さが1mにまで押し潰さ
れた有様であり、被災者は全員が激しく圧壊損傷した遺体で
発見される結果となった。
20人全員の死亡が確認されるという惨事となった。
現場を視察に来た当時の知事は
「これは事故ですネ」と問いかけた言葉が今も耳に残っている。
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