2009/10/12 00:25:49
五番館デパート(札幌)
明治39年、札幌興農園が札幌で初めての
百貨店を開業、電話番号が5番だったので
「五番館」という名前が付けられました。
札幌駅前に建つ赤レンガの洋館は横浜の西洋館を模したもので
明治時代の駅前
「三越は見る店、丸井遊ぶ店、五番館は買う店」というもので
それぞれのデパートの特徴を楽しく表しています。
五番館の創業者は、五番館興農園を開いた
小川二郎ですが、小川二郎から店舗の譲渡をうけ
その経営に携わつたのが小田良治 (おだりょうじ)
です。
小田良治は、1872年(明治5年)8月8日、大分県
速見郡日出町で生まれました。
小田良治は、1890年(明治23年)単身アメリカに渡り
サンフランシスコ商業高校を卒業しています。
1897年(明治30年)帰国して三井物産に勤務し札幌駐在員となり、
札幌所長時代に五番館興農園を譲受け五番館発展の基盤を作りました。
彼は、1943年(昭和18年)2月に享年72才で死去。
彼の生涯は、アメリカで学んだ資本主義を経営の面で実践し、札幌の商業界に
新風を巻き込み経済の発展を推し進めた功績は大きなものがありました。
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