2010/10/27 00:22:36
地崎宇三郎 (初代)
(ちざき うさぶろう・しょだい)
明治2年10月17日 – 昭和11年4月2日)
北海道を代表する土木業者の地崎組の創業者。日本の実業家。富山県出身。
雑仮商地崎嘉吉の長男で、父の死後に大阪で米相場をするも失敗。
1891年に室蘭線建設中の今村菊太郎現場に入り、同年10月10日に
伊達紋別から虻田間掘削道路工事の下請け会社として独立。
1893年に札幌で請負人資格を取得。
以後、明治から大正・昭和にかけて、道央・道北地域の干拓事業・開拓道路工事・
灌漑溝修復工事・護岸工事を受注し、1910年土木業者初の鉄道指定業者となり、
函館本線・室蘭線の複線化を手がけた。
業界内でも札幌土木請負業組合発足以来の組合員で評議員・顧問を務め、
鉄道業者団体・昭和土木協会会長も歴任。
性格は、一本気で責任感が強く、どん底から這い上がっただけに仕事に誇りを持ってこなし、
期限を厳守したことから役所・鉄道からの信任も厚かった。
支払いも必ず5日払いで、物資は必ず札幌で調達したという。
同郷で旭川市の土木業・荒井組の荒井初一とは仲が良かったとされる。
また、信仰心も厚く北海道神宮の第二鳥居を寄進した。
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