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オタモイ海岸
 
オタモイ海岸は,小樽市の北部にあり、
高島岬から塩谷湾までの約10kの海岸をいいます。
f680abaa.jpeg
現在、小樽市唯一のカタカナ表示の町名で、
なかにし礼「石狩挽歌」の歌詞にも登場します。
 
昭和初期北日本随一とうたわれた遊園地がありました。
中でも切り立った岩肌と紺碧の海に囲まれて断崖に建てられた
「龍宮閣」という3階建ての建物は、
京都の清水寺を凌ぐと絶賛され、お伽噺の龍宮城を彷彿とさせた
といわれ、最盛期には一日数千人もの人々がこの地を訪れたといいます。
 
施主は愛知県出身で寿司店などを小樽にかまえていました。
オタモイに、全く新しい観光名所を作ろうと決意し、昭和10年、3年がかりで
完成した遊園地には、800人収容の大演芸場、児童遊園地、大衆食堂などがあり、
断崖に刻んだ山道を進み、唐門をくぐると、まるで海底の龍宮城が岩棚にうちあげられ
たような「龍宮閣」がありました。
戦時体制が強くなった昭和17年ころ、
華美な風俗がしだいに自粛を余儀なくされ営業休止。
戦後の激動を経て、明日に営業再開を控えた昭和27年5月10日龍宮閣は漏電に
よって炎に包まれました。
その日は風が強く、わずか1時間あまりで灰になってしまいました。
いま龍宮閣の跡地は、礎石部分だけが残っていて、今もその場に立つと超絶の
ロケーションだったことがわかります。
現在、遊園地の跡を偲ばせるものは断崖の上に残った龍宮閣の礎石と
遊歩道トンネルの部分だけがあります。
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2008年8月7日。 日本の一番東にある根室から出発します!
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上家二三夫
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