2009/01/05 00:56:23
小林多喜二文学碑(小樽市旭展望台)
小林 多喜二(こばやし たきじ、1903年~1933年)は、
プロレタリア文学の代表的作家。
秋田県秋田郡下川沿村(現大館市)生まれ、
4歳の時に小樽に移住。
1929年に「蟹工船」を「戦旗」に発表し、一躍注目を
集め同年7月には新築地劇団によって『北緯五十度以北』という
タイトルで帝国劇場にて上演された。
同時に特高警察から要注意人物としてマークされ始める。
1933年2月20日に逮捕され、築地警察署で取り調べられ
その後築地署裏の前田病院に搬送され、19時45分に死去した。
なお、警察当局は、翌21日に「心臓麻痺」による死と発表したが
翌日遺族に返された多喜二の遺体は、全身が拷問によって異常に
腫れ上がり、特に下半身は内出血によりどす黒く腫れ上がっていた。
しかし、どこの病院も特高警察を恐れて遺体の解剖を断った。
小樽市旭展望台に小林多喜二文学碑があります。
昭和39年に建立。設計は本郷新。
見開き本の形の右に獄中書簡のレリーフ、左に青年労働者の頭部像がはめ込まれている。
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