2010/11/18 00:51:08
荒巻義雄(あらまき よしお)
1933年4月12日-
小説家、SF作家、推理作家、評論家。小樽出身。
本名、荒巻義雅。
『紺碧の艦隊』の大ヒットで、いわゆる架空戦記小説の世界を代表する小説家として広く知られている。また、札幌時計台ギャラリーのオーナーもつとめている。
静修女子大学(現・札幌国際大学)教授も務めた。
札幌南高等学校を経て、早稲田大学第一文学部心理学科卒業。
出版社に編集者として勤務するが、1962年に家業を継ぐため札幌に戻る。
北海学園大学工学部建築学科を卒業し、二級建築士の資格を取得。
1965年から1967年、SF同人誌「CORE」を主催。
1970年には、評論『術(クンスト)の小説論』、短編『大いなる正午』を『SFマガジン』に発表し、作家・評論家としてデビュー。
1986年~1988年に刊行された『ニセコ要塞1986』シリーズを皮切りに、架空戦記を執筆するようになる。『ニセコ要塞』は北海道を舞台にした近未来戦記であり、1990年代以降の架空戦記小説ブームの始祖とも言える作品であった。
1994年には、架空戦記作家宣言とも言える評論『シミュレーション小説の発見』を発表。「世界模擬実験装置としてのシミュレーションにこそ、小説の未来がある」として、以降、架空戦記小説を多数発表する。
受賞
1972年-『白壁の文字は夕日に映える』で星雲賞日本短編賞を受賞。
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