2009/04/14 00:34:14
横山家(江差の百選・建物)
道有形民俗文化財に指定されている、旧回船問屋です。
横山家は
明和6年(1769)から漁業、商業、回船業を営んでいましたが、
明治25年に火事で焼け、
旧建物を再現して現在の横山家を建築しました。
正面から入ると、土間庭と店舗部分があり、奥には土蔵が
4つありますが、この土蔵は焼けておらず江戸時代からの
貴重な文書等も、焼失を免れたそうです。
土蔵のさらに奥からは、昔は海に直接続いていて、接岸した
船が荷積みを直接店から行えるようになっていました。
現在は国道に面しています。
現在でも横山家には横山さん一家が住んでいて、中へ入ると
横山家やニシンのお話などのガイドをしていただけます。
にしんそばも食べられます(900円)。
京都名物として知られる「ニシンそば」は、
かつて江差から北前船によって日本海を経由して、周山街道、若狭街道の
ニシンロードで運ばれたニシンによって作られたもの。
「それならもともとのルーツは江差ではないでしょうか」
と言うのは、江差町で現在もニシンそばの味を守っている横山家ご主人のご意見です。
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