網走市
39,420人(人口、2009年3月31日)
網走市(あばしりし)は、網走支庁
(2009年10月よりオホーツク総合振興局)管内にある市で、支庁所在地。
市名の由来については、アイヌ語で「チパ・シリ」(幣場のある島)と
呼ばれていたものが言語の変遷と共に元の意味が忘れられ、
「チ・パ・シリ」(我らの見つけた地)と転じ、さらに「ア・パ・シリ」
(我らの見つけた地)と転じた、とされる。(チ、アはどちらも“我ら”の意)
地名由来の説は複数あり、他にも「アパ・シリ」(入り口の地)という説もある。
網走国定公園の中心に位置する農業・漁業・観光の街。
春は網走湖畔の水芭蕉、夏は原生花園の花々、秋は能取湖畔のサンゴ草、
冬は流氷と四季折々豊かな表情を見せてくれる
オホーツク圏の観光拠点都市。
オホーツク海に面した海のまち網走。
晴れた日の空の色は別名「オホーツクブルー」とも言われます。能取岬から知床まで弧を描くような地形から、晴れた日には海の向こうに知床の山々が見渡せます。
市内には大小5つ(網走湖・能取湖・藻琴湖・濤沸湖・リヤウシ湖)の湖があり、通称網走5湖と呼ばれます。リヤウシ湖以外は海水が流入する汽水湖です。
網走湖ではカヌーやボート競技、冬にはワカサギ釣りが楽しめ、能取湖ではホタテ貝の養殖、藻琴湖ではシジミ(大きい!)の養殖が行われているほか、濤沸湖は昨年11月にラムサール条約の登録湿地に認定された野鳥の宝庫です。
網走は網走川の両岸の扇状地にまちをつくって発展、その後、昭和40年代以降に郊外の宅地分譲により、急速に宅地が拡大しました。今でも網走川は市民の生活の中心です。
オホーツク海や網走湖、能取湖を見渡せる「天都山」。名前の由来は、山頂からの眺望が「天上の都に遊ぶよう」と評されたことから。絶景です。