2009/05/07 00:08:34
カルルス温泉
カルルス温泉の由来は温泉の泉質を分析した結果ラジウムの豊富な
単純泉でチェコのカルロビ・バリーと同質のものとわかり同温泉が当時
ドイツ領でカルルス・バード(現カルロビバリ・チェコ共和国)と呼ばれて
いたことから「カルルス」と名付けられたそうです。
山峡の名湯・カルルス温泉の歴史は、1886(明治19)年、室蘭郡役所の
書記を勤めていた日野愛憙(ひのあいき)氏が屯田兵入植地として登別
川上流の調査をしていた際に、発見されたことに始まりますが、官吏とし
ては開拓に全力を注いでいた彼はこの温泉の開発までには至りません
でした。
ところがその3年後、彼の養子であった日野久橘(きゅうきつ)氏が再び
この温泉を発見。
試しに温泉の湯を飲んでみたところ、持病の胃カタルが治ったことから興
味を抱き、温泉の開発に情熱を注ぐことになります。
そしてついに1899(明治32)年、薬商であった市田重太郎氏と共同で許可を
得て幌別からカルルス温泉までの道路を開設し、旅館一軒、浴場一棟を建
て開業しました。
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