2009/12/08 08:06:17
えりも岬はかつて、
カシワやミズナラ・シラカバなどを主とする広葉樹の原生林で
覆われていました。
しかし、明治以降、燃料としての木々の伐採や
牛・馬・綿羊の放牧などによって,原生林は切り開かれ
えりも岬特有の強風にさらされ、大地は砂漠化してしまいました。
砂漠化した大地からは、強風によって赤土が舞い上がり、
その赤土は、海上10km沖合いにも達し、岬沿岸の海は黄色く濁りました。
海藻類は根腐れをおこして採れなくなり、回遊魚や沿岸の魚も減少しました。
集団移転さえ考えたほどでした。
そんな状況を脱するため、昭和28年、浦河営林署「えりも治山事業所」が開設され、
本格的なえりも岬の緑化事業がスタートしました
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