2009/05/13 00:04:53
苫小牧市科学センターミール展示館
平成10年9月、ロシア(旧ソ連)の宇宙ステーション「ミール」と
実験モジュール「クバント」の予備機が、苫小牧市科学センター
に設置されました。
これは、苫小牧市市制50周年を記念して、将来の苫小牧を担う
子供達のためにと岩倉建設株式会社より苫小牧市に寄贈された
ものです。そして翌平成11年12月、展示保管施設として「ミール展
示館」がオープンしました。
ミールは1986年2月に旧ソ連が打ち上げた世界初の長期滞在型
の宇宙ステーションでミール本体に6個のドッキングポートを持つこ
とにより巨大な宇宙構築物を作ることに成功し無重力環境での様々
な実験を行い大きな成功を収めました。
しかし設計寿命の5年を遥かに超えた15年の運用で老朽化し2001年3月23日14時57分、
ニュージーランド東方2、000kmの南太平洋に落下しその使命を終えました。
1986年にミールが打ち上げられてから延べ100人以上の宇宙飛行士が滞在し、
最終的に地球軌道を86331回周回したことになります。
PR