2009/12/14 00:02:36
風の館は、日高山脈襟裳国定公園内にあるので、周囲の景観や植生
に考慮し、また、すぐ隣にえりも岬灯台があるため、灯台の明かりを遮
らないようにということで、地下に埋もれるような形で、設計されています。
風の館は、風が作る「カルマン渦」をシンボルに、建物全体も
「カルマン渦」をイメージして作られています。
強い風が、細い枝など円柱状のものに当たったとき、その風下側に
できる規則的な空気の渦のことを「カルマン渦」と呼びます。
カルマン渦を実際に目で見ることはめったにありませんが、川の流れ
の中に細い枝を入れたとき、その川下にできる渦はカルマン渦と同じ
パターンをとっています。
風の強い日など、電線がヒューヒュー音を立ててうなっているのを聞い
たことがありませんか?
この音は、実はカルマン渦が出している音なのです。
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