2009/06/09 00:15:11
下ヨイチ運上家
(しもよいちうんじょうや)
下ヨイチ運上家(しもよいちうんじょうや)とは、
松前藩が設置した運上屋である。
運上家とは場所請負人によって設置された施設で、
和人とアイヌ人との交易の場所である。
現存する運上家は旧下ヨイチ運上家一箇所のみである。
松前藩の蝦夷地支配の遺構として、昭和46年重要文化財に指定され、
一帯の敷地は昭和48年)、国の史跡に指定された。
運上家の前浜は狭小な砂浜と岩礁地帯からなる環境で、鰊の産卵
場所として適当な場所である。
また、背後にモイレ山が迫っている。
運上屋を設けたのは、積丹から小樽方面に行くための要所であり、
関所としての役割も果たせる位置であるからであろう。
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