2010/10/23 00:27:30
原田康子(はらだ やすこ)
1928年1月12日-2009年10月20日(81歳)
小説家。本名は佐々木康子
来歴・人物
東京生まれ、釧路市出身。市立釧路高等女学校(現・釧路江南高等学校)卒業後、釧路新聞に勤務。
1949年に同人雑誌「北方文芸」に処女作『冬の雨』を発表し、以後も同誌を中心に短編・長編を発表。
1954年「新潮」同人雑誌賞に『サビタの記憶』で応募、最終候補に残って伊藤整らの高い評価を得る。翌年から「北海文学」誌上に長編『挽歌』を連載。
1956年に出版されベストセラーとなり、映画化されるなど大きな反響を呼んだ。
『挽歌』と『蝋涙』(1999年)で女流文学賞、『海霧』(2002年)で第37回吉川英治文学賞を受賞した。
競馬、将棋を趣味とし、それらについてのエッセイ集『はなれ駒あそび駒』もある。1998年の将棋王座戦の観戦記を執筆し、翌年、将棋ペンクラブ大賞を受賞。
2009年10月20日、肺炎のため札幌市にて逝去。
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