2010/02/10 00:44:04
国後島の先端“安渡移矢岬(あといやみさき)”から
国後水道を隔てて北東へ約20km、北方四島最大
の島“択捉島”があります。
面積は国後島の約2.1倍、北方領土を日本領に含めた
場合では日本最大の島ということになります。
細長い地形は全長203kmにも及び、1,000mを超える山々
が島の存在感を示しています。
最高峰は1,585mの散布(ちりつぷ)山。
別名「択捉富士」と呼ばれる阿登佐岳(あとさぬぶり)、
年萌(としもえ)湖や得茂別(うるもんべつ)湖、
そして点在する湿原など多くの自然を残し、
温泉が湧き出る場所も見受けられるようです。
古くから親潮に乗ってくるサケ、マスなどの水産資源、
金・銀・硫黄鉱などの鉱物資源にも恵まれている島で
もあります。
西側にはナヨカ湾、留別湾、内保(ないぼ)湾があり、
戦前には集落が存在していました。
中央部東側の単冠(ひとかっぷ)湾は冬でも流氷が
接岸しない大型不凍湾として知られ、
真珠湾攻撃の際に大日本帝国海軍機動部隊が
最後に集結発進した場所として知られています。
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