2014/04/05 07:23:51
タイトル「神威岬 (積丹町)」
油絵 F4号 縦240×横340
かつては、この方面には道が無く、北海道で唯一車が通れない場所でした。
トンネルの開削技術が進み、ようやく道ができたのは平成8年、これで北海道一周
を沿岸で走れる2500キロの旅が可能となったのです。
田辺三重松が、この場所で描いたのは1964年(昭和39年)のことで、この絵は旧拓殖
銀行のカレンダーになりました。
今は山肌は緑に覆われてしまっているのですが、田辺が描いた時は山肌が見えてい
たのでわからなかったのです。視点はまだ低く海岸まで降りたところでした。
私は20年に渡って北海道を回っていますが、この田辺画伯の描いた風景を探してい
ました。
ようやく、一つ課題が解決しました。
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