2010/02/24 00:05:37
常呂川(ところがわ)は、網走支庁を流れオホーツク海へ注ぐ一級河川。
常呂川水系の本流である。オホーツク海側では最大の河川であり、
サケも遡上する。
音を聞けばト・コロ・ペッ(To・kor・pet 沼・を持つ・川)と解されるが、
今の地図の上では然るべきト(湖沼)とつながっていない。
永田地名解によれば、昔時の常呂川はライトコロと呼ぶ支流が本流で
サロマ湖とつながっていたことに由来するとしている。
常呂川は、大雪山系の三国山に源を発し、山間部を流下し、置戸町勝山
において、仁居常呂川を合わせて,その後、置戸町、訓子府町を貫流し、北見
市内において無加川を合わせ、常呂町でオホーツク海に注いでいます。
冬は寒さが厳しく、海岸には流氷が流れ着き、内陸部では最低気温がマイナス30度以下になることも
あります。また、年間降水量は700~800ミリと日本でもっとも雨の少ない地域です。
流域には縄文やオホーツク、擦文(さつもん)文化の遺跡が見られるように、古代から独自の一大文化圏が築かれてきました。明治の開拓期も常呂川の恵みが人々の生活を支え、昭和の初期には、世界市場の7割を占めるハッカの生産地で知られました。現在では、日本有数のタマネギ産地となっています。
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