国道275号は、札幌市を起点とし、枝幸郡浜頓別町を終点とする一般国道である。
南北に走り、南では石狩平野の西部にある町々をつなぎ、北では山の中を通ってオホーツク海に出る。
札幌市~新十津川町間では、国道12号から見ると石狩川の対岸を走る副線にあたり、道路も大半が片側1車線となっている。しかし国道12号より信号が少ないこともあり、国道12号に代わって利用する運転者も多い。
また、札幌~美深以北を移動する場合、岩見沢や滝川、旭川、士別、名寄といった市街地が大きめの町を通らず、特に深川市以北はかつてのJR深名線の沿線で人口もまばらな地域を通過するので、広域的に見て国道12号と国道40号のバイパスとして利用する長距離ドライバーも多い。
北海道の国道(未開通区間除く)の中では2番目に長い(1位は国道238号。未開通区間がある国道274号を含めれば3番目)。
陸上距離:314.2km
起点:札幌市中央区北1条東14丁目1番2
(=国道12号交差点)
終点:枝幸郡浜頓別町大通3丁目8番
(=国道238号交差点)
歴史
1920年4月1日 道路法及北海道道路令により地方費道4号線札幌稚内線に認定。
(北海道札幌区~北海道雨竜郡北竜村、なおこの先は現国道233号(留萌)、232号(天塩)、40号経由で稚内に到る。)
1954年3月30日 北海道道11号札幌沼田線(札幌市~雨竜郡沼田町)、
北海道道25号士別沼田線(上川郡士別町~雨竜郡沼田町)、
北海道道26号浜頓別常盤線(枝幸郡浜頓別町~中川郡常盤村)
1970年4月1日 一般国道275号(北海道札幌市~北海道雨竜郡北竜町)
1972年2月4日 北海道道721号美深北竜線(北海道中川郡美深町~北海道雨竜郡北竜町)
1975年4月1日 一般国道275号(北海道札幌市~北海道中川郡美深町)
1981年 雁来バイパス開通により、札幌~江別間の経路が一部変更。
1982年4月1日 一般国道275号(北海道札幌市~北海道枝幸郡浜頓別町)