2011/04/11 00:58:32
国道44号は、釧路市から根室市へ至る一般国道である。
「根釧国道」とも呼ばれる。日本国内の国道として最東端に位置する。
陸上距離:124.8km
起点:北海道釧路市大町1丁目9番1
(幣舞ロータリー=国道38号終点)
終点:北海道根室市常盤町3丁目28番2
(弥栄町1丁目交点=根室支庁庁舎前)
主な経由地:厚岸郡厚岸町
釧路と根室とを結ぶ国道は、1885年(明治18年)の内務省告示第6号「国道表」に国道43号「東京より根室県に達する路線」の一部として表れる。
この路線は、室蘭まで現5号・36号の前身となる国道42号と重複し、室蘭から北海道の南側の海岸沿いに進むもの(現235号、336号、38号、44号)であった。
当時の国道は東京と各地の開港場・府県庁を結ぶものであり、道東を管轄していた根室県の県庁所在地である根室までの路線も国道として指定されたものである。
1886年(明治19年)1月、札幌に北海道庁が設置されて根室県は廃止された。
それにより、国道43号は府県庁に至る路線ではなくなったが、このときは廃止も路線変更もされなかった。
1907年(明治40年)5月13日に国道43号のルートが変更され、室蘭から旭川の第七師団に至る路線となった。室蘭 - 根室間は国道から降格され、道東に至る国道はなくなった。
この区間が再び国道になるのは第二次大戦後のことである。
1953年(昭和28年)5月18日、新道路法に基づく路線指定で、二級国道242号釧路根室線(北海道釧路市 - 北海道根室郡根室町(現 根室市))として指定された。
1963年4月1日には、一級国道に昇格して一級国道44号となった。
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