空知支庁
空知支庁は、北海道の中央部よりやや西方に位置し、東西約70km、
南北約180kmに及ぶ広大な内陸地帯で、中央を石狩川が縦走し、
南西部にかけて豊かな石狩平野が広がっています。
総面積は、約6,558km²で、全道面積の約7.9%を占め、ほぼ島根県
に匹敵し、東京都の約3倍の広さになります。
空知支庁(そらちしちょう)は、北海道14支庁のひとつで支庁の中では
一番市の数が多い。(10市)
1897年(明治30年)空知支庁設置。支庁所在地は岩見沢市。
かつては石狩炭田の多くの炭鉱で賑わったが、閉山後は人口流出が進んだことにより経済的に疲弊した町が多い。
空知の炭鉱の歴史は、明治12年に幌内炭鉱(三笠市)が開鉱したこと
から始まりました。
その後、最盛期には100を超える炭鉱が稼働していましたが、昭和30
年以降の石炭鉱業の合理化により、閉山を余儀なくされました。
平成7年3月の空知炭鉱(歌志内市)の閉山で、坑内掘りはなくなり、
現在、6鉱の露天掘りだけとなりました。
産炭地域振興臨時措置法(平成13年11月失効)の5年間の激変緩和措置が終了しましたが、
今なお、閉山に伴う多くの課題が残っています。
道では、平成19年3月に、「北海道産炭地域産業振興方針」を策定し、関係市町などと連携を図り
ながら、産業振興策の着実な推進に努めています。
また、産炭地域では「北海道遺産」や「近代化産業遺産」に認定された炭鉱関連施設や文化等を活用
した地域づくりが行われており、空知支庁でも各種取組に対する支援を行うほか、平成19年度からは、
民主導 による産炭地域の活性化策の検討や、地域資源の魅力をPRするキャンペーン事業を実施し
ています。