2009/04/12 00:42:54
姥神大神宮 うばがみだいじんぐう
北海道最古の神社が江差町にあります。
社伝では鎌倉時代(1216年)の創建と伝えている。
「折居様」と呼ばれる老姥が津花に庵を結んでいたが、
ある夜、神島(かむいしり)から光が発せられているのを見て島に渡り、
そこで老翁に会った。
老翁から瓶子(とつくり)を授けられ、
「その中の水を海に撒くと鰊という魚の群れがやって来る」と教えられた。
老姥はこのことを村人に伝え、網を作らせ水を撒いて大漁となり、
飢を救った。
その後、老姥は姿を消したが、庵に残されていた神像を「姥神」
として祀ったのが当社の始まりという。
現在境内にある折居社は、後に姥神を祀ったものであるという。
折居婆さんを祀る折居社跡地が、アネロイド気圧計のある通りに残されています。
また、折居婆さんが投げた瓶子は、鴎島そばの「瓶子岩」となったのだそう。
例祭は8月11日で、10日から江差の町中を山車行列が巡る「姥神大神宮渡御祭」は、
今からおよそ350年前から始まったという、北海道の中でも最も古い歴史を持つお祭です。
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