2009/08/17 00:01:43
サロマ湖
サロマ湖(さろまこ)は、北見市、常呂郡佐呂間町、紋別郡湧別町にまたがる湖。
佐呂間湖、猿澗湖など複数の標記がなされるが、いずれも同じ湖をさす。
面積は約152km²で、道内で最も大きな湖であり、琵琶湖、霞ヶ浦に次い
で日本で3番目に大きく汽水湖では日本最大である。
オホーツク海の湾入部が堆砂によって海と切り離された海跡湖。
豊富な海産物を求めて古くから集落ができており、特に常呂町栄浦では
続縄文時代からオホーツク文化、アイヌ文化と続く建物跡やそれに伴う
遺物が狭い範囲から多量に発掘されており、考古学的に貴重。
かつては恒久的な湖口を持たず、春になると砂州東端の鐺沸(とうふつ)
近くに湖口が開き、秋になると漂砂で閉塞していた。湖水位の上昇を防ぐ
ため、毎年融雪期になると住民達は人為的に湖口を開削していた。
1929年、湧別町の住民達が西寄りにある三里番屋付近に新たな湖口を試削したところ、これが永久湖口となり、以降鐺沸湖口が開かれることはなくなった。
1979年には常呂町(現・北見市)側に第二湖口が開かれた。
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