上湧別町(かみゆうべつちょう)
5,528人(人口、2009年6月30日)
上湧別町(かみゆうべつちょう)は、網走支庁管内中部に位置する町。
町名の由来は、
旧湧別村分割時に湧別川の上流側の位置にあったことから。
上湧別町の歴史はオホーツク海にそそぐ湧別川河口からはじまる・・
明治当初、未開の地であったこの地域にわずかの和人が住み着き、
先住民であるアイヌの人たちと共に、漁業や狩猟、そして農場を営ん
でいた。
本格的に開拓の鍬が入ったのは、明治30、31年。全国より北辺の開
拓と警備の任務に志した屯田兵が移住し、総勢399戸の集落が築き
上げられ近代社会が発展していくことになる。
明治39年には湧別村が誕生。明治43年に分村し「上湧別村」が誕生(分村当時1,230戸5,833人)。
その後、鉄道・名寄本線が大正11年に、昭和28年に湧網線が全線開通し、交通の要衡として発展してきた。
現在は相次ぐ鉄道の廃止を契機に本町の特性をさらに活かした観光産業を推進しながら21世紀を迎えました。平成17年10月には、「屯田兵村と兵屋」が道民が選んだ北海道遺産に認定されました。
北海道のオホーツク海沿岸、サロマ湖のやや内陸側に位置
し、湧別原野と清流湧別川の恵みを受けた「花と緑あふれる
自然豊かなまち」。
主産業は、畑作と酪農による農業が中心。また、チューリップ
の栽培、日本最北のリンゴの産地としても知られています。
観光は、「チューリップ公園」が有名で毎年5月上旬から6月上
旬かけて「チューリップフェア」が開催され、多くの観光客で賑わいます。
また、平成14年4月には道の駅に指定された「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」がオープンし、周辺の五鹿山公園(キャンプ場・パークゴルフ場・スキー場)やリバーサイドゴルフ場などと併せ、四季折々の自然を楽しめます。
その他、漫画美術館や漫画本のある図書館が併設した「文化センターTOM(トム)」や屯田兵開拓史を綴った博物館「ふるさと館JRY(ジェリー)」など文化施設も充実しております。