2012/12/01 07:05:11
国道229号 13
泊村
泊村といえば、今は北海道唯一の原子力発電所基地である。
この村は明治に入ると50を越える鰊番屋があったといわれる。
「鰊御殿とまり」は必見の価値がある。
水産庁「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」に選定
されている建物で、「旧川村家番屋」と「旧武井邸客殿」を復元
したものだ。
また、小樽の祝津高台にある鰊御殿も泊村にあったもの。
明治24年、泊村の鰊網元田中福松氏が明治30年に竣工した
建築物で、昭和33年小樽市に移築された。
しかし、泊村は鰊に加えて北海道最古の石炭の町である。
今でも泊村のパンフを見ると、エネルギー発祥の地とあるのは
このためである。
安政3年(1856年)、一漁夫によって茅沼の山中で「燃える石」
が発見された。これが茅沼炭鉱である。
昭和39年に閉山になり、108年の歴史を閉じた。
だが、北海道で初の原子力発電所の計画が昭和42年に北海道
(当時町村金吾知事)が泊村、島牧村、浜益村の3村を建設候補地
として発表。
昭和44年に原子力発電所の建設予定地が共和・泊地区に決定された。
(後は、泊原子力発電所のカテゴリーへ)
(写真は、鰊御殿とまりの郷土資料館)
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