2009/07/01 06:02:49
旭川市彫刻美術館 (旧旭川偕行社)
1989年(平元)国の重要文化財の指定を受けています。
旭川市春光5条7丁目 TEL(0166)52-0033
この建物は、旧日本帝国陸軍第7師団が旭川に設営されたときに、
将校たちの社交場として1902年(明35)に建設されました。
建物は、おもに師団関係者の会議、研修会、講演会、宴会、結婚披露宴、
宿泊等に使用され、また、皇太子時代の大正天皇や昭和天皇の来旭の
折の行在所にも使用されました。
終戦後は、一時アメリカ軍の将校クラブとして使用され、1949年(昭24)、
建物は国から旭川市に移管されて、仮校舎などに使用されています。
1968年(昭43)この建物を博物館に転用するために、復元修理工事を実施し、市立旭川郷土博物館として、24年間にわたり保存活用されてきました。
1993年(平5)博物館の新築移転にともなって、新たに開設される彫刻美術館に転用されました。
中原悌二郎記念 旭川市彫刻美術館
日本の近代彫刻史に偉大な足跡を残した、旭川市ゆかりの彫刻家 中原悌二郎(1888~1921)を記念した彫刻専門の美術館として、1994年(平6)に開設されました。
この美術館には、中原悌二郎が残した12点の彫刻を中心に、悌二郎に大きな影響を与えたロダン、荻原守衛、悌二郎の親友であった石井鶴三、堀進二の作品と、旭川市が、1970年(昭45)に悌二郎の偉業を顕彰し、我が国の彫刻界の発展に寄与する目的で創設した中原悌二郎賞の受賞作品を所蔵しています。
また、中原悌二郎賞の第1回受賞者・木内克、悌二郎の影響で彫刻家になった加藤顕清、中原悌二郎賞の選考委員であった山内壮夫など、わが国の近・現代の彫刻作品を展示。
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