国道338号
他県連絡道路
国道338号は、北海道函館市から青森県上北郡おいらせ町に至る一般国道。
通称は『338(さんさんぱ)』。
青森県下北半島を縦断する基幹国道としては、野辺地町- むつ市 – 大間町
の直線的ルートを採る国道279号があるが、こちらはそれから外れた半島
の北部西岸・南部東岸を経由する道路である。
道路状況
むつ市中心部・三沢市周辺を除いては、全般に過疎化した漁村地域を縦断
する路線であり、1〜1.5車線程度の狭隘区間や、漁村の集落内を屈曲した
経路で通過する区間が随所に見られる。
陸奥湾口沿いを行く大間 - むつ市脇野沢間を「海峡ライン」と称し、
風光明媚な区間であるが、道路条件は厳しい。
下北半島西岸の佐井村村内区間は入り江毎に厳しい峠越えを繰り返す隘路
である。
また同村南部からむつ市脇野沢にかけては、かつて道そのものが存在せず、
陸上自衛隊第9施設大隊の手によって6年がかりで1977年に青森県道として
開通した難所で、昭和末期まで国道としては珍しい未舗装区間があった。
近年も佐井村長後集落付近において大規模な地滑りが発生し、一部片側交
互通行の措置が執られた。
また、そこから南寄りの佐井村野平(青森県道253号長後川内線との分岐)
- むつ市脇野沢源籐城(道の駅わきのさわのやや北側)の区間は冬期閉鎖
される。
半島東岸の東通村- 六ケ所村にかけては、核燃料サイクル施設や東通原子
力発電所などの重要な施設が多く所在し、砂子又等既存集落を迂回するバ
イパス整備が進展している。
東通村南端の白糠地区手前から六ヶ所村境界の泊地区にかけてのみバイ
パス整備が遅れ、狭隘な1車線区間が残る。そのため、現在改築事業(白糠
バイパス、泊バイパス)が進展している。
これら事業については事業認定告示がなされている(平成18年6月)。
むつ市中心部や三沢市周辺では重要な生活・経済道路となっている。
むつバイパスには現在使われている中では下北地方唯一のトンネル「栗山ト
ンネル」がある。
概要
距離:215.4km
起点:北海道函館市若松町16番7
(函館駅前交点 = 国道5号・国道278号・国道279号起点)
終点:青森県上北郡おいらせ町
(苗振谷地交点 = 国道45号交点)
海上区間:津軽海峡(道南自動車フェリー航路)
歴史
1975年4月1日にむつ市- 下田町(現・おいらせ町)間が国道指定を受け、
1982年4月1日にこれを延長する形で函館市 - むつ市間が国道指定された。
函館市 - 大間町間は国道279号ほかとの重複区間である。
国道280号
他県連絡道路
国道280号は、青森県青森市から北海道函館市までの一般国道。
青森県東津軽郡外ケ浜町でいったん途絶えているが、海上区間によって北海道へ至り、
北海道内は国道228号と重複して函館市に通じている。
青森県東津軽郡外ヶ浜町(旧三厩村) - 北海道松前郡福島町間38kmの三福航路には、
1965年より東日本フェリーがフェリーを運航し、青函トンネルの建設資材運搬にも当
たっていたが、1998年以降休止しており、就航再開の目処が立っていない。
外ヶ浜町と福島町では、東日本フェリーの了解の上でこの航路を運航するフェリー会社を募集している。
概要
陸上距離:142.0km
起点:青森県青森市
(千刈1丁目上古川交差点=国道7号交点)
終点:北海道函館市
(万代町176番万代跨線橋交点=国道5号交点)
(北海道内区間は国道228号と重複)
歴史
1970年4月1日:一般国道280号(青森県青森市 - 北海道函館市)として指定。
1998年:三福航路のフェリー休止。
国道279号
国道279号
国道279号は、函館市から青森県上北郡野辺地町に至る一般国道である。
函館市から大間町は海上国道区間になっている。別名はまなすライン(青森県内)、海峡通(函館市内)。
概要
当道路は北海道と本州を結ぶ海上国道・3路線(うち国道338号は重複区間)のうちの一つ。
むつ市- 野辺地町間は大湊線、また、野辺地町内では下北半島縦貫道路と並走している。青森県内では下北半島を縦貫するメインルートとなっており、同じ下北半島を走る国道338号にあるような狭路、急なカーブ・アップダウンは少ない。
陸上距離:107.0km
起点:北海道函館市若松町16番7
(函館駅前交点 = 国道5号、国道278号交点)
終点:青森県上北郡野辺地町
(松ノ木平交差点 = 国道4号交点)
海上区間:津軽海峡(津軽海峡フェリー航路)
起点・函館港、終点・大間港
指定区間:北海道内の区間
歴史
1970年4月1日一般国道279号(北海道函館市 - 青森県上北郡野辺地町)として指定。
国道453号
国道453号は札幌市を起点とし、伊達市を終点とする一般国道である。
陸上距離:123.5km
(豊平3条5丁目交点=国道36号交点)
終点 : 伊達市長和町501番8
(長和町交点=国道37号交点)
主な経由地:恵庭市、千歳市、苫小牧市
歴史
1993年4月1日一般国道453号(北海道札幌市~北海道伊達市)
北海道道512号札幌支笏湖線、北海道道723号洞爺湖大滝線の全区間、北海道道233号伊達洞爺線の一部区間が昇格した。
札幌市の南区を抜けて支笏洞爺国立公園の中を走り、噴火湾に到達する国道が453号です。ほとんどの区間で豊かな自然の中を走る道ですが、特に支笏湖の景観はとても素晴らしいもので、かつては観光向け有料道路となっていた時期もありました。今では全線を通して無料で利用できる一般国道となっており、ドライブルートとしてかなり有用な道路です。
国道452号
国道452号は、
夕張市を起点とし、旭川市を終点とする一般国道である。
陸上距離:120.6km
(=国道274号交差点)
終点 : 旭川市西神楽1線18号390番20
(=国道237号交差点)
沿革
1993年4月1日 一般国道452号として認定施行。
4本の北海道道
(北海道道514号夕張平取線の一部、北海道道907号夕張芦別線、
北海道道119号油谷芦別停車場線、北海道道1072号旭川美瑛芦別線)
が昇格し国道となった。
北海道芦別市幌内~北海道上川郡美瑛町五稜
このうち美瑛町五稜の側は通行止めゲートがあるところから接続する道路がない。
このため、ゲートまで来た場合そこからUターンする必要がある。
なお、五稜には有名な観光地があるわけではないが、丘の上にあり風景が綺麗なため、
訪れる人も少なくない。一部のホームページでは五稜で撮影された写真が公開されている。
未開通区間のうち芦別側を盤の沢道路、美瑛側を五稜道路と呼ぶ。
北海道には他にも国道の未開通区間は存在するが、この区間については工事自体が
無期限の休止状態になっている。その理由は未だに不明である。
但し、2009年3月31日に発表された国道工事の見直し区間にこの区間は含まれていない。
なお、未開通区間は2018年を目途に開通させる予定である。
未開通区間の迂回路として北海道道70号芦別美瑛線と北海道道580号美馬牛神楽線を
使用することができる。但し、どちらも路線状態は悪く冬季は通行止めになる。
国道451号
国道336号
国道336号は、浦河郡浦河町から釧路市に至る一般国道である。
距離 : 156.5 km
(大通2丁目交点 = 国道235号・国道236号終点)
終点 : 釧路市大川町5番地
(幣舞ロータリー = 国道38号終点・国道44号起点)
十勝郡浦幌町豊北 – 昆布刈石間(13.1km)で枝線となる「浦幌道路」の建設が
進められている。
歴史
1975年4月1日一般国道336号(浦河郡浦河町~釧路市)として指定。
広尾郡広尾町豊似~広尾郡大樹町芽武は道道521号美成豊似停車場線の一部から、
広尾郡大樹町芽武~浦幌郡浦幌町共栄は道道299号浦幌大樹線の一部からの昇格。
道道299号浦幌大樹線の残り区間は道道294号清水大樹線(現55号)の延長区間
へ、国道のルートから外れた区間(中川郡豊頃町旅来~長節)は道道911号大津
旅来線、道道912号大津長節線へ変更。
1981年1月2日-3日 えりも町大和地内にて、猛吹雪のため自動車14両が立ち往生し、閉じこめられる。一酸化炭素中毒により4名が死亡。
国道333号
国道333号は、旭川市から北見市に至る一般国道。
旭川市の起点から上川町までは国道39号との、そこから紋別市方面への分岐までは国道273号との重複区間。
距離 : 173.3km
( = 国道12号終点、国道39号起点)
終点 : 北見市端野町二区534番9
( = 国道39号交点)
歴史
1975年4月1日 : 一般国道333号(旭川市 – 常呂郡端野町(現北見市))として指定。
上川郡上川町上越~紋別郡遠軽町豊里は道道334号遠軽上川線の一部から、紋別郡遠軽町生田原水穂~北見市仁頃町は道道725号北見生田原線の一部から、北見市仁頃町~北見市端野町二区は道道618号仁頃端野線から昇格した。
国道276号
国道276号は、檜山郡江差町から苫小牧市に至る一般国道である。
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距離: 315.3km
(=国道227号交点)
終点: 苫小牧市新中野町3丁目2番5
(=国道36号交点)
歴史
1954年3月30日 北海道道10号倶知安喜茂別線
(北海道虻田郡倶知安町~北海道虻田郡喜茂別町)、
北海道道68号苫小牧支笏湖線
(北海道苫小牧市~北海道千歳郡千歳町支笏湖畔)、
北海道道20号岩内小沢線
(北海道岩内郡岩内町~北海道岩内郡小沢村)
1957年7月25日 北海道道203号白老喜茂別線
(北海道白老郡白老町~北海道虻田郡喜茂別町)
1965年4月1日 北海道道513号洞爺湖支笏湖線
(北海道有珠郡壮瞥町洞爺湖~千歳市支笏湖畔)
1970年4月1日 一般国道276号(北海道虻田郡倶知安町~北海道苫小牧市)
1993年4月1日 一般国道276号(北海道檜山郡江差町~北海道苫小牧市)
国道275号
国道275号は、札幌市を起点とし、枝幸郡浜頓別町を終点とする一般国道である。
南北に走り、南では石狩平野の西部にある町々をつなぎ、北では山の中を通ってオホーツク海に出る。
札幌市~新十津川町間では、国道12号から見ると石狩川の対岸を走る副線にあたり、道路も大半が片側1車線となっている。しかし国道12号より信号が少ないこともあり、国道12号に代わって利用する運転者も多い。
また、札幌~美深以北を移動する場合、岩見沢や滝川、旭川、士別、名寄といった市街地が大きめの町を通らず、特に深川市以北はかつてのJR深名線の沿線で人口もまばらな地域を通過するので、広域的に見て国道12号と国道40号のバイパスとして利用する長距離ドライバーも多い。
北海道の国道(未開通区間除く)の中では2番目に長い(1位は国道238号。未開通区間がある国道274号を含めれば3番目)。
陸上距離:314.2km
起点:札幌市中央区北1条東14丁目1番2
(=国道12号交差点)
終点:枝幸郡浜頓別町大通3丁目8番
(=国道238号交差点)
歴史
1920年4月1日 道路法及北海道道路令により地方費道4号線札幌稚内線に認定。
(北海道札幌区~北海道雨竜郡北竜村、なおこの先は現国道233号(留萌)、232号(天塩)、40号経由で稚内に到る。)
1954年3月30日 北海道道11号札幌沼田線(札幌市~雨竜郡沼田町)、
北海道道25号士別沼田線(上川郡士別町~雨竜郡沼田町)、
北海道道26号浜頓別常盤線(枝幸郡浜頓別町~中川郡常盤村)
1970年4月1日 一般国道275号(北海道札幌市~北海道雨竜郡北竜町)
1972年2月4日 北海道道721号美深北竜線(北海道中川郡美深町~北海道雨竜郡北竜町)
1975年4月1日 一般国道275号(北海道札幌市~北海道中川郡美深町)
1981年 雁来バイパス開通により、札幌~江別間の経路が一部変更。
1982年4月1日 一般国道275号(北海道札幌市~北海道枝幸郡浜頓別町)