モエレ沼公園
札幌市東区モエレ沼公園1-1(旧住所:丘珠町599-1)
モエレ沼公園の整備は、札幌市の市街地の周囲を
緑化しようという
「緑化環状グリーンベルト構想」で始まった。
1979年からゴミの搬入・埋め立てが始まり、
公園の基盤整備は1982年から始まった。
ゴミの埋め立てが終了したのは1990年。
埋め立てられた廃棄物の量は約270万トン。
公園の基本設計は、日系米国人の彫刻家イサム・ノグチ。
1988年3月に札幌を初めて訪れたノグチは、ゴミ埋立地だった
モエレ沼のために公園を設計した。
彼はそれが形になるのを見ずに同年末に死去したが、その後
も基本設計に基づき工事は進められた。
2005年には最後に残された中央噴水「海の噴水」の工事が完成し、
同年7月1日にグランドオープンを迎えた。
滝野すずらん丘陵公園
所在地 札幌市南区滝野247番地
滝野すずらん丘陵公園
(たきのすずらんきゅうりょうこうえん)は、
北海道で唯一の国営公園(国立公園ではない)です。
総面積は395.7ヘクタール。
現供用面積は192.3ヘクタール。
札幌市は、
1971年に廃校となった滝野小学校の校舎を活用し、
小中学生を対象とした宿泊型自然学習施設
「滝野自然学園」を開設した。
ハイキング、登山、オリエンテーリング、
林間スキーなどがさかんに行われ、
滝野地区は自然学習フィールドとしての時代を迎える。
1972年、札幌市は「札幌市青少年自然の村基本計画」を策定。
現公園区域のほぼ全域に、青少年の家1棟
(400人収容、研修室、体育館、プール、天文台など・・・後の青少年山の家に発展)、
キャンプ場5カ所、ロッジ10棟(200人収容)などが計画され、
全国的にも進んだ自然活動エリア。
サッポロビール園
札幌の代表的なビール園の1つ。
ビール博物館があり、ビールの歴史、科学および
自然を楽しく学ぶことができる
(入場無料、要予約 011-731-4368)。
博物館は、1890年明治建造の元製糖会社のもの。
博物館の見学終了後には、サッポロ黒ラベル(生)や
清涼飲料水を無料で飲むことができる
(おかわり自由、おつまみ付き)。
札幌工場も隣接していたが、北海道工場に製造移転のため閉鎖した。
ニュージーランド産のジンギスカンは、食べ飲み放題がオススメ。
ジンギスカン以外にも鮭のちゃんちゃん焼きや北海道の食材を食べ
ることができる。また、園内には、売店もあり、北海道の形をした
ビール園オリジナルジンギスカン鍋 (¥5,000)などのお土産を買う
ことができる。夏期は、屋外で食べれる。
旧永山武四郎邸
所在地:札幌市中央区北2条東6丁目
永山は明治21年(1888年)6月から
第2代目北海道庁長官を兼ねた方です。
明治22年には屯田兵司令官に就任し、
北海道庁長官退任後の明治28年には
臨時第7師団司令官ともなりました。
屯田兵を掌握し軍部内では一大勢力でしたが、
政治的野心はなく、中央の政治抗争のために
その力を行使することはありませんでした。
終生北海道を案じ、その身を捧げた武人。
武四郎は永山神社・北海道神宮末社開拓神社に祀られています。
永山神社には銅像が建立。
武四郎の生誕の地である鹿児島県鹿児島市薬師にはそれを
記す説明板が設置され、北海道札幌市中央区には永山武四郎の邸宅
である旧永山武四郎邸が保存されています。
札幌駅の歴史
1880年(明治13年)、手宮(小樽市)・札幌間に開通した
幌内鉄道の終点に、札幌停車場として開業しました。
1881年(明治14年)新しい駅舎が完成し、翌1882年(明治15年)
1月から使用された。
同年6月には札幌から江別まで、12月には幌内(三笠市)まで、
冬季を除く運行が始まった。
民営化によって、札幌駅は1888年(明治21年)の北有社を経て、
1889年(明治22年)に北海道炭礦鉄道の手に渡った。
冬季の営業中止は廃され、札幌の発展とともに駅舎が増築された。
周囲に関連施設も建ち、札幌駅の規模はしだいに大きくなった。
1907年(明治40年)10月に駅舎が火災を被ったため、
1908年(明治41年)に建てかえ工事をはじめ、同年12月に完成させた。
木造2階建て838坪で、洋風の建築だった。
この三代目駅舎は現在野幌森林公園内にある
「北海道開拓の村」に復元され、同施設の正門を兼ねている。
北方圏構想と北方圏センターの設立
昭和46(1971)年、北海道開発の長期的な指針である
「第三期北海道総合開発計画」(10カ年)がスタートし
その中に北方圏諸国との交流を目指す北方圏構想が
盛り込まれました。
この北方圏構想は、北海道と同じような積雪寒冷の
気候風土の中で長い歴史を持ち、高い文化を培ってきた
北米、カナダ、北欧諸国などとの交流を通じて
北海道の産業経済や生活、文化の向上を図り
北国の風土に根ざした北海道らしい地域づくりを進めて
いこうとするもので、これは開拓以来の中央から持ち込ま
れた南方志向の発想を、北海道の風土に立脚した
北方志向の発想へと、道民意識のドラスティックな
転換を求めるものでもありました。
北方圏交流を主軸としたシンクタンク機能、データバンク機能
エクスチェンジ機能を持った全国でもユニークな国際交流団体
として活発な活動を展開し、冬の生活に対する道民意識の
改革や特色ある地域づくりに向け、多方面に大きなインパクトを与えてきました。
札幌控訴院として建てられたものです。
平成9年(1997)5月に国の登録有形文化財に選定されました。
札幌出身の画家おおば比呂司の絵画を展示した記念室もあります。
正面玄関部分の目隠しをした女神の首像はギリシャ神話の法の女神テミス
に由来し、 その左右の秤と剣は公平と正義を表し、後方2階の2つの鏡は
真実を表しています。