2012/12/18 08:50:49
十勝国(とかちのくに) 1
分領支配制
十勝国とは、明治2年に新政府が北海道開拓にあたり
経費節約で「分領支配制」を実施した。
版籍奉還でお城や土地を剥奪された藩主に、北海道を
開墾すればその土地を与え領主とするというものだった。
そのために北海道を11カ国86郡に分割した。
(この制度は2年で廃止された)
箱館府判事を任命されていた
幕末の探検家松浦武四郎が、蝦夷地命名の提案(後の北海道)
と道内を5国と11国とする案を提出し、11国案が採用された。
(十勝国は7郡だった)
その11国とは
渡島、後志、石狩、天塩、北見、胆振、日高、十勝、久摺(クスリ・釧路)、
根室、千島である。
この国分けと名称が今日にまで残り行政分割の基となった。
国の分け方は難しいもので、いまだにしっくりとしない地区もある。
国政の選挙などがあると問題が出てくる。
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