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  抜海駅(ばっかいえき)      

 抜海駅は宗谷線の終点稚内から2駅手前にある「最北の無人駅」である。                                                  現在の宗谷本線の鉄道ルートになったのは昭和5年4月1日のことで、それ以前
は音威子府を基点としてオホーツク回りの北見線(後の天北線)と日本海回りの天塩線だった。  


 大正13年(1924)6月25日に天塩北線稚内(現在の南稚内駅)―兜沼間を開業、
抜海・勇知・兜沼駅を新設された。
大正15年9月25日に幌延 - 兜沼間を延伸開業し天塩線全通、下沼・豊富・徳満・芦川駅を
新設し音威子府 - 稚内を天塩線となった。 


 1986年11月1日の電子閉塞化の際に無人化され、
冬季に保線要員が常駐するため駅舎は残された。
列車交換対応駅で無人駅としては日本最北にあり映画「南極物語」に出てくる駅。
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     天北線   

  線名は、敷設されていた地域の旧国名、「天塩国」と「北見国」から採られている。   

 旭川―稚内の建設工事は明治31年から始められた。
明治39年9月には名寄まで開通したが、次いで名寄以遠は第二天塩線として
継続されるはずだったが日露戦争で中止された。  

 明治42年に名寄―稚内間の建設着手が決定された。
名寄―音威子府(おといねっぷ)については問題なく進んだが、音威子府から稚内の
経路を巡って対立が起きた。
 天塩を経て日本海に出るルートと、オホーツク海岸に出て稚内に至るルートだった。
稚内へは天塩線ルートの方が短距離であるにも関わらず、大きく迂回する北見線ルート
が明治45年5月決定した。
当時、オホーツク海沿岸地主による我田引鉄の意図があり、稚内連絡と同時にオホーツク
海沿岸の地域開発が建設の名目にされたと言われている。 

 大正11年11月に音威子府―稚内が開通し、旭川―稚内全線が営業開始した。
北海道旅客鉄道(JR北海道)に承継後の1989年に廃止された

北海道鉄道敷設
 1000マイル(1609キロ)達成
 
  大正5年(1916)5月29日、札幌中島公園の特設会場で
 北海道鉄道1000マイル記念祝賀会が開かれた。

 明治13年(1880)11月の開業以来37年間の達成で、全国に北海道の
 交通と拓殖を紹介するものだった。  

         官設鉄道区間別延長マイル(大正5年度末)  

  函館本線(函館―旭川・265.4マイル) 室蘭本線(岩見沢―室蘭・86.7)
  釧路本線(滝川―釧路・194) 網走本線(池田―網走・120.4)
  宗谷線(旭川―中頓別・106.7) 留萌線(深川―留萌・31.1)
  富良野線(下富良野―旭川・33.9) 
  幌内線(岩見沢―幌内・8.5、幌内― 幾春別・4.5) 歌志内線(砂川―歌志内・9)
  手宮線(小樽―手宮・1.7) 夕張線(追分―夕張・27.2、紅葉山―登川・4.8)
  上磯軽便線(五稜郭―上磯・5.4) 岩内軽便線(小沢―岩内・9.3)
  万字軽便線(志文―万字炭山・14.8) 湧別軽便線(野付牛―下湧別・50.6)  
                     官設鉄道計 974マイル  
  

  美唄軽便鉄道(美唄―沼貝・5.1) 苫小牧軽便鉄道(苫小牧―佐瑠太・25.1)   
                    私鉄鉄道計 30.2マイル

                                                  士別軌道   

 大正6年、天塩軌道会社創立発起人の大久保虎吉ら
によって士別―上士別間の馬車軌道敷設が出願された。

 士別御料地に属していた天塩川上流地域の山林は、
明治末期から大量の良材が伐採されていた。
大正8年に下付され8月に工事は着手され、翌年6月に
士別―上士間(14.5キロ)が単線で開通し営業が開始さ
れた。
次いで、上士別以遠の延長工事に着手し、大正14年6月
には上士別―奥士別間(現・朝日町中央)6.9キロが開通。


 士別軌道は設立当初、木材輸送を主目的としていたが、
奥地開発の進展に伴い農産物や日曜雑貨の輸送・旅客
が増加し、馬力から蒸気に変更、昭和3年9月に蒸気機関
車4両、貨車50両を導入。
 士別―奥士別(21.4キロ)の所要時間1時間40分。
更に、天塩川上流の国有林を管理する帝室林野管理局
によって昭和50年以降、総延長51.4キロの森林鉄道を
奥士別を基点にして敷設された。
その森林鉄道の貨車は士別軌道に乗り入れて士別へ
輸送されたので、士別は木材の集散地として発展した。 


 営林局経営の森林鉄道が昭和33年に廃止となり、
士別軌道も撤退し34年10月には軌道をバス事業に転換した。  


(写真は明治中期に上士別に移住した岐阜県民)


 
   北海道私設鉄道・軌道路線   

 鉄道が北海道にできたのは明治13年、手宮―札幌間が第一号だった。
石炭、砂金、木材、鰊などの輸送で企業も鉄道を開業していった。
 鉄道が先に作られ、その後に人が入植した。  


    施設・廃止線を年代に関わりなく拾い出すと。  
  北海道(函館)鉄道、大沼鉄道、渡島海岸鉄道、寿都鉄道、
  余市臨港鉄道、洞爺湖電気鉄道、胆振縦貫鉄道、胆振鉄道、
  登別温泉鉄道、軽石軌道、定山渓鉄道、札幌郊外電気軌道、
  札幌軌道、北海道(鉱業)鉄道、苫小牧軽便鉄道、沙流軌道、
  日高拓殖鉄道、早来軌道、夕張鉄道、三菱鉱業大夕張鉄道、
  三菱鉱業美唄鉄道、北海道炭砿鉄道幌内線、北海道炭砿鉄道空知線、
  北海道炭砿鉄道室蘭線、三井芦別鉄道、旭川電気軌道、留萌鉄道、
  天塩炭砿鉄道、羽幌炭砿鉄道、士別軌道、歌登町軌道、河西鉄道、
  十勝鉄道、北海道拓殖鉄道、ちほく高原鉄道、雄別炭砿尺別鉄道、
  雄別鉄道、釧路臨港鉄道、釧路鉄道、北見鉄道、湧別軌道、根室拓殖軌道、江当軌道 43線 

  昭和40年代に次々と石炭の山は廃坑となり鉄道も廃止され、町から人もいなくなり過疎地となった。           
                                                                                           (写真は、苫小牧機関車展示会場)

1980年(昭和55年)
 の北海道鉄道

  函館本線、江差線、
松前線、瀬棚線、胆振線、岩内線、
  札沼線、千歳線、幌内線、上砂川線、歌志内線、留萠本線、
  深名線、室蘭本線、日高本線、富内線、夕張線、万字線、
  根室本線、富良野線、士幌線、広尾線、池北線、白糠線、
  釧網本線、標津線、宗谷本線、天北線、興浜北線、興浜南線、
  名寄本線、美幸線、渚滑線、石北本線、相生線、勇網線、羽幌線  37線  

   赤色は2012年稼働。その他は廃線。

                                       松前駅                                                                                        

 写真の碑は、北海道最南端にある松前町の
「松前駅」跡に建てられている。
                                                 

 松前駅は、江差線の木古内から分岐し松前に至る
延長50.8キロの地方線だった。                                                  松前線(当初は福山線)は大正12年に予定線として編入
されていたが、昭和大恐慌、満州事変、日中戦争、太平洋戦争
と拡大される中で延期された。

 住民の敷設運動から43年、編入されてから30年の歳月を持って
昭和28年11月に開業された。
これほどの長期にわたり延期された鉄道は全国的にも珍しい。
しかし、過疎化にともない昭和62年3月に廃止となる


   

    定山渓鉄道                              

  昭和44年当時の定山渓鉄道図。

 写真は旧簾舞通行屋(旧黒岩家住宅)より。


     

     江差線(ブラックシリカ)    

    写真は、終着「江差駅」。江差線の途中「神明駅」  

  江差線の廃線が決まった。
 2015年北海道新幹線函館までのオープンに先駆けて14年に廃線となる。
 木古内から江差まで約42km。
 この江差線に沿って、道道5号線が通っている。
 江差から国道228号線を走り、上ノ国で5号線に入る。
 途中江差線の駅名を見ながら木古内まで行ける


 途中に「神明駅」がある。
 これがブラックシリカの鉱石が採掘されたところである。


稚内港駅                               新しく稚内駅舎が2012年4月29日に全面開業した。日本最北の駅で、ここが終点。ここまで鉄道が引かれたのは昭和3年で稚内桟橋駅(わっかないさんばしえき)を設置して使用開始された。5月3日「道の駅わっかない」が併設オープン。

2008年8月7日。 日本の一番東にある根室から出発します!
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上家二三夫
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