2010/12/04 00:06:31
寒川光太郎(さむかわこうたろう)
1908年1月1日- 1977年1月25日
羽幌町出身の小説家。本名は菅原憲光(すがわら のりみつ)。
法政大学出身。高円寺での古書店経営を経て、
1940年には、第10回『密猟者』で、北海道出身の作家としては初めて芥川賞を受賞した。
作者の樺太での生活をもとに、老マタギとの出会いがこの作品の元になった。
1932年学生時代に知り合った妻久恵と結婚、翌年、長男光麿が生まれる。
菅原光麿(すがわらみつまろ)は医学博士、孫の菅原潮(すがわらうしお)はライブドア事件
で堀江貴文らと名前の取りざたされた実業家。
1944年太平洋戦争で海軍報道班員として従軍していた寒川は、フィリピンで米軍捕虜となり
約3年間、抑留生活を送ったのち1947年帰国した。
著書には『密猟者』『蝦夷太平記』『北風ぞ吹かん』『海峡』等がある。
著作
1940年 『密猟者』『未婚手帖』『海峡』
1941年 『草人』『流氷』『サガレン風土記』
1942年 『北洋の士官』『北風ぞ吹かん』『清楚な葉脈』『最終航路』
1943年 『薫風の島々』『従軍風土記』
1944年 『敵』『波未だ高し』
1948年 『野性の唇』『絶対の恋人』『氷の葡萄』『トノヤン女処刑記』
1949年 『吹雪と原始林』『熊』
1950年 『深夜の冒険』『笑う氷山人』
1952年 『遺骨は還らず』
1958年 『荒野の剣士』
1968年 『開国の夜明け』『露囚物語』
1978年 『北海道熊物語』
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