2010/04/16 00:33:56
北海道の知事
建設グラフ2001年2月号の記事内容より
――それらを踏まえてみた場合、北海道民の意識には、変化または変化の兆しは見られますか
堀
もちろん、変化はあります。例えば、産業クラスターが20地域にできていますが、これ自体がそもそも 意識変化の表れです。
問題は、それを私たち行政がどれだけバックアップしていけるか。バックアップというよりは、むしろそうした取り組みをいかに実現していくかが問題です。
これは道内に限った問題ではありませんが、地域の皆さんと、道庁や道内212市町村がいかに協力しあっていくかにかかっています。
要するに、“協働-coraboration”ということですね。
現代は、経済のグローバル化や情報ネットワークの発展によって、農林水産業をはじめ、製造、金融、建設などあらゆる産業分野を取り巻く環境が大きく変化しています。
したがって、このような中で、北海道経済が将来にわたって健全な発展を実現していくには、活力ある企業活動に支えられた民間主導の自立型経済への転換を、着実に進めていくことが不可欠です。
そのためには、産業クラスターによって、情報通信、食品、住宅、観光関連の産業や、環境・リサイクル、福祉といった、北海道が優位性を持ち、今後成長が期待される分野に重点を置いた展開を図っていくことが必要です。
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