華族(かぞく)制度 その3 <子爵・男爵>
2011/07/22 00:14:09
華族(かぞく)制度 その3
子爵
公家からは伯爵の要件を満たさない堂上家
武家からは維新前に諸侯であった家が子爵相当。
分家で本家が高い爵位を持っている特例として子爵をあたえられた。
子爵を与えられた分家華族としては、近衛秀麿家(公爵近衛家の分家)、
徳川武定家(侯爵水戸徳川家の分家(松戸徳川家))
松平慶民(侯爵福井松平家の分家)の3家。
「国家に勲功ある者」明治維新前後に活躍した者の家が子爵に叙せられた。
男爵
明治維新後に華族とされた家(附家老家、奈良華族等)が男爵相当。
押小路家・壬生家の2家は堂上家に準じて男爵を与えられた。
琉球王家の尚氏の分家であった今江家、今帰仁家の2家も男爵。
「国家に勲功ある者」として、明治維新前後に活躍した者。
公家の叙爵にあたって家格はある程度考慮。
武家は徳川家以外は石高のみが選定基準となった。
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