2010/02/28 00:00:38
後志利別川(しりべしとしべつがわ)は、檜山支庁を流れ日本海に
注ぐ一級河川。
後志利別川水系の本流である。
瀬棚町今金町北東部の山越郡長万部町との境界にある長万部岳
付近に源を発し南へ流れる。
美利河ダムを経て西へ流路を変え、久遠郡せたな町北檜山区兜野
と、せたな町瀬棚区南川の境界から日本海へ注ぐ。
流域は温帯気候の北限に位置し、日本海を北上する対馬海流の
影響で比較的温暖。
流域は、先土器時代の美利河遺跡やアイヌ文化の遺跡が発見さ
れたように、サケの漁場として古くから開け、人々の生活の拠点でした。
江戸時代の寛永年間には、上流で砂金が取れる黄金の大地として注目
されました。
その後、明治20年代からは農業開発移住団が入植し、砂金に代わって
黄金色の稲穂が大地をおおう、道南有数の穀倉地帯へと変貌を遂げて
います。
また、サケやサクラマスがのぼり、アユやヤツメウナギなどが生息する
環境はたいへん美しく、全国の一級河川のなかで、国土交通省が毎年認
定する「清流日本一」に昭和62年から平成18年の間に10回も輝いています。
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