2009/09/17 00:31:03
深川の歴史 その1
(深川の小史より)
上川道路
1886年(明治19年)、北海道開拓使は、北海道庁となった。
北海道庁は、北海道の開拓を進めるため上川(現旭川)の開発を
急がなければならないとの方針で札幌から上川へ通じる道路を作ることとした。
当時、札幌から岩見沢までは道路があったが、それから北は原始林のままで、
上川まで行くには丸木船で石狩川をさかのぼるしか方法がなかった。
北海道庁の命を受けた高畑利宜(としよし)は、石狩川をさかのぼり査を行い、
工事には、樺戸集治監の服役者を使った。
服役者たちは鋸や斧を用いて原始林を切り開き、90日余りのうちに市来知(いちきしり=現三笠市)
から上川まで幅1.8メートルで、長さ約90キロメートルの仮道路が開通した。
1887年(明治20年)から3年間で砂利を入れたり道路幅を5.5メートルに拡幅し、
馬車の通行が可能となった。
この道路は上川道路と呼ばれ国道12号の始まりである。
PR