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赤心社 1sekisinsya2.gif
 
岡山県人加藤清徳は神主の息子で神戸のキリスト教信者達を
講義すベく神戸に出向いた折、偶々鈴木清と相知り、
加藤は鈴木清の説得に反省、進取の気象に富む鈴木清の勧誘に
屈伏し北海道荒野開拓を決意する。
 明治13年3月赤心社を設立。
発起人は鈴木清、橋本一狼、加藤清徳の三名。設立趣意書案を
草したが一番肝心の北海道の実情も移住手続きも知らなかった。
そこで開拓使の御用雑誌『開拓雑誌』を発行している学農社に教示を求めた。
赤心社が北海道に大地積の払い下げを願い出ようとしたころ、政府は開拓政策を
転換されようとしていたので、赤心社の前途はきわめて明るかった。
発起人三名は『同盟規則』を作成し、
4月には『赤心社設立の趣旨』を広告して、株主の募集を開始し、
6月に結社出願8月5日にその許可を受けた。
赤心社の名は同盟規則第17条に『嗚呼我が同志愛国の諸君よ、僅かの酒食料の
一部分を投じて永く子孫の生産を図り、併せて報国の赤心を奮起する意なき歟』に由来する。
それより以前の7月17日には『赤心社副規則』案を発表した。
これは入社(株式手続き)・役員選挙・役員派遣費・移住者手続きについて規定したもので
後に同盟規則は『定款』となり、副規則案は『耕工夫規則大旨』にかわった。

8月26日には株応募者を集めて役員の選挙を行い、社長に鈴木清、副社長に加藤清徳が選ばれた。
これは現今の株式会社創立総会に当たるもので、赤心社はこの日を以て創業記念日とした。
 
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2008年8月7日。 日本の一番東にある根室から出発します!
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