忍者ブログ
2025 02
≪ 2025 01 12 3 4 5 6 7 89 10 11 12 13 14 1516 17 18 19 20 21 2223 24 25 26 27 28 2025 03 ≫
*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



アイヌ民族の蜂起 25
 砂金と鷹待

  蝦夷の松前藩は、他の藩のような米高がなく本州商人から入手した
米・酒・煙草・鉄製品・古着・漆器などを藩主の商場に行き、アイヌ側の
干鮭・熊胆・鹿皮・オットセイなどと交換し、その物品を松前で本州商人
に売却して利益を得ていた


 和人地のエリアがあったが、砂金と鷹だけは別物であった。
特に鷹の売り代金は藩主財政の三分一前後をしめていた。
幕府の軍事権力のシンボルともいえる放鷹・鷹場制度、鷹・鷹の獲物を
めぐり献上・贈答の儀礼が蝦夷の鷹を後押ししていた。
 17世紀の後半には、この鷹待(鷹を捕まえる者)が蝦夷地に多数入り込み、
静内のシャクシャイン蜂起の一因ともなった。

 アイヌの首長たちは、江戸幕府の情報源となり、本州商人にとっては
蝦夷地を知る情報交換を対等のものとしていた。
更に、松前藩にとっては砂金も鷹もアイヌ漁猟とは関係ないため、蝦夷の
奥までの出入りを許可し、しかも税の対象とし大きな資金源であった。
 
(写真は、鷲の羽)
PR


この記事へコメントする








絵文字:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字








2008年8月7日。 日本の一番東にある根室から出発します!
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
HN:
上家二三夫
性別:
男性