2011/08/08 00:16:18
北海道官募移民<移民扶助規則>明治2年11月
政府は、明治2年11月「移民扶助規則」を設定し、北海道移民を開拓使
自ら募集をする募移農民および募移工商、自らの力で移住して来る自移農民、
自移工商に分け、これを保護すると共に積極的に移民を募りました。
規則は、移住者には6千坪の未開地と共に家屋、家具、農具などが支給され、
3ケ月間は米と塩噌料が与えられるというものでした。
この結果、札幌近郊苗穂(なえぼ)・丘珠(おかたま)・円山(まるやま)
・平岸(ひらぎし)・月寒(つきさむ)・白石(しろいし)・手稲(ていね)
・豊平(とよひら)・生振(オヤフル)・花畔(バンナグロ)などは、これら
の移民によって開拓の端緒が開かれたのです。
明治2年9月,根室,宗谷,樺太への農工民約500人。
根室の開拓は元禄年間に始まり、明治2年に開拓使松本判官が属僚130人
を連れ来往し、根室市の基礎を築きました。同12月,酒田県から農民男女
300人。
明治3年酒田,柏崎両県から第二陣118戸,394人が札幌付近に入地。
明治4年5月,長崎,熊本両県から日高国西舎村,杵臼村(現浦河町)への
45戸,167人の入地。
明治5年鹿児島,長崎県下の漁夫百余人の招募。
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