2012/12/28 09:03:57
十勝国(とかちのくに) 11
「十勝モンロー主義」
広大な十勝平野は日高山脈で陸路は遮断され、太平洋沿岸は
遠浅のため港としての施設がなく陸の孤島となっていた。
「十勝モンロー主義」という独特な思想が生まれた。
モンロー主義とはアメリカの5代目大統領モンローが
「アメリカでは将来ヨーロッパ諸国が植民地を築く権利のないこと、
主権国家としてヨーロッパはアメリカに干渉すべきでないことを宣言した」
つまり十勝モンロー主義とは、外部からの干渉を受けずに自立していこう
とする気持ちを表している。
この言葉は、明治15年に開拓団体として最初に入った「依田勉三の生涯」
をみると納得できるものがある。依田勉三については、追々述べていきたい。
(写真は、現在の広尾港)
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