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十勝国(とかちのくに) 36

 明治35年(関寛斎) 
 関寛斎は、十勝国本別村斗満 (現十勝管内陸別町斗満)に
関農場として入植し陸別町開拓の祖となった。72歳の時だった。

  寛斎が入植した明治35年とは、どのような時代であったのか?
 
明治16年に依田勉三が鍬を入れた下帯広村が、監獄の囚人によって
開削され十勝で最初の町となった年である。
明治30年に豊頃に入植した興復社(二宮尊親)は160戸となり、報徳思想
が実を結ぶ年である。
鉄道では小樽から函館までの函館本線の工事が着工され三年後に開通
する。
国では日露戦争に突入する前で、青森の八甲田山で悲惨な雪中訓練が
あった年であった。

 

(写真は、城山三郎が陸別を訪れた時のもの)
 
  星ありて住あり 夢ありて生あり   城山三郎
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2008年8月7日。 日本の一番東にある根室から出発します!
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