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アイヌ民族の蜂起 10
 刺殺事件

  アイヌ民族と和人(日本人)との戦いで大規模なものは3回あった。
第一回目は1456年のことで、戦いの発端は鍛冶屋がアイヌ青年を
刺殺したことだった。応仁の乱のまだ前の話である。
日本史の教科書に太田道灌があるが「コシャマインの戦い」は出てこない。
 
 司馬遼太郎がこのアイヌ青年の死に対する和人の態度に対して
次のように書いている。
    「この鍛冶のいやらしさに、当時からこんにちにいたる
            和人というものの象徴を見る印象がある」
 しかし、和人であるいやらしさはこれが始まりで333年に渡って続き、
更に今日にまで引き継がれているのである。
 
 福島の原発に対する東京電力の対応は、アイヌ青年に対する和人の
態度とダブってくる。更に、子供のイジメや暴力が問題となっているが、
本来日本人が持っている性格の原点を見る思いでもある。
 
明日から、コシャマインの戦いが何故起きたのかを掲載していきたい。
 
(写真は、北海道の花のエゾカンゾウ)
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2008年8月7日。 日本の一番東にある根室から出発します!
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